公開: 2023年3月11日
更新: 2023年4月7日
人類は、直前まで生きていた人が、何らかの理由で死んだとき、死が確認された直後から、その亡骸(なきがら)を、死体としては認識しません。死の直後は、それまで生きていた時と同じように、死体に接する習性があるようです。特に、家族の一員であった人の死体に対しては、そのような対応をします。つまり、その死んだ人の霊は、そこに留まっていて、周囲の人々の言葉を聴いていると考えるようです。
生きている人に意識があるように、死んだ人にも一定期間の間は、その人の「霊」(つまり意識)がそこに留まっていると考えるのです。ですから、死の直後には、その人が「既に死んでいる人である」とする対応をすることはないようです。ですから、霊に対して、礼を尽くして対応しなければならないと考えるようです。